光回線の知識

光回線をアパートに導入したい! 確認方法と種類別の特徴を解説

光回線をアパートに導入したい! 確認方法と種類別の特徴を解説

「光回線がアパートに入っているか知りたい」

「今候補のアパートが光回線に対応しているかわからない」

アパートで光回線を使いたい場合、以下の2点を確認する必要があります。

ここを確認

  • アパートが光回線の対応エリアか
  • アパートに設備が導入されているか
泊木所長
この記事では、アパートで光回線が入っているかどうか確認する方法や工事について紹介します。
  • この記事の監修者
トミー

トミー(ネットワークエンジニア)

関東出身、通信業界に約20年身を置く現役の通信技術者です。
これまでに販売代理店での固定系回線販売や、プロバイダーでのテクニカルサポート業務を経て技術畑に転身。
現在はモバイルネットワークに関わる業務に約16年従事し、無線通信や通信基地局向けの光回線、IPネットワーク等の技術と日々向き合っています。
このサイトでは、快適な通信環境を整えるための情報を、簡潔に噛み砕いて分かりやすく伝える事を心がけています。» 運営者情報

アパートの光回線を確認する方法3つと注意点

アパートの光回線を確認する方法3つと注意点

まずは、アパートの光回線を確認する方法と注意点を紹介します。

結論から言えば、以下の通りです。

確認方法

  • NTTなど光回線会社のサイトで調べる
  • 大家さんや管理会社に尋ねる
  • 光回線会社に電話で問い合わせる
  • 物件によっては回線が限定されていることがある点に注意
泊木所長
詳しく解説していきます。

NTTなどの回線サイトで調べる

一番簡単な方法は、アパートの住所で対応エリアかどうか調べる方法です。

場合によっては、すでに回線がアパートに導入されているかどうかもわかります。

住所や物件名でチェック

  • フレッツ光や光コラボ
  • auひかり
  • NURO光
泊木所長
ここでは3つの回線会社の確認方法について解説します。

フレッツ光や光コラボの場合

フレッツ光や光コラボを使いたい場合には、NTTのサイトで調べることになります。

NTT東日本または西日本の「フレッツ光」サイトを検索してください。

すると、「提供エリアの確認はこちら」というコーナーが設置されています。

郵便番号または住所で検索できるので、アパートの情報を入力しましょう。

アパートの部屋番号まで入力すると、対応状況とおすすめプランが表示されます。

対応エリアと表示された場合には、アパートは光回線に対応済みです。

もしもアパート名がなかったり、対応エリア外と表示された場合には、NTTの光回線は利用できません。

auひかりの場合

auひかりの場合にも、まずは公式サイトを開きます。

公式サイトの中に、「提供エリアの確認・料金シミュレーション」という部分があるので、ボタンを押してページを移動しましょう。

すると、郵便番号や集合住宅かどうかを尋ねられます。

調べたいアパートの郵便番号や住所を選択していくと、対応しているアパートが一覧で表示されます。

アパート名がある場合には対応していますが、一覧にない場合にはauひかりは使えません。

NUROの光の場合

NURO光の場合は、申し込みページでエリアが確認できます。

実際に申し込みをしない場合でも、一旦申し込みのボタンを押してください。

すると、「新規申し込み・エリア確認」というボタンがあるので、そのページに進みましょう。

郵便番号を入力すると、アパート名が一覧で表示されます。

番地で絞り込むこともできるので、アパートを探してください。

アパート名をクリックすると、対応状況がわかります。

アパート名がない場合には、「見つかりません」を選択し、アパートの階数などの情報を入力しましょう。

大家さん・管理会社等に問い合わせる

少し手間はかかりますが、大家さんや管理会社に問い合わせるのもおすすめです。

賃貸を契約前であったら不動産屋の担当者経由で確認してもらいましょう。

電話で光回線の会社に問い合わせる

契約したい光回線が決まっている場合には、電話で問い合わせるのも一つの方法です。

もしも「ネットで調べたもののよくわからなかった」という場合には、問い合わせてみることをおすすめします。

物件によって回線が指定されていることもあるので注意

アパートによっては、「フレッツ光だけOK」「auひかりだけOK」というように指定がある場合もあります。

その場合には、アパートの指定に合わせた回線を契約する必要があるので注意が必要です。

アパートの回線の種類確認方法3つ

アパートの回線の種類確認方法3つ

「アパートに光回線が導入されているか確認できた」という場合には、次に設備面を確認しておきましょう。

結論から言えば、同じ光回線でも、アパートによって3つの種類があります。

3種類ある屋内配線方式

  • 光配線方式
  • LAN配線方式
  • VDSL方式
泊木所長
それぞれの特徴や確認方法について紹介するので、部屋の中でどの方式か確認してみてください。

光配線方式|新しいアパートに多い

最近の主流が光配線方式です。

それぞれの部屋に光回線が届くようになっています。

光コンセントというコンセントが設置されている場合には、光配線方式です。

光コンセントは、多くの場合コンセントと一緒の場所に設置されています。

コンセント周りをよく確認することをおすすめします。

LAN配線方式|まれにある方式

続いてLAN配線方式です。

こちらは、光回線は共用部まで来ており、各部屋へはLANケーブルが通されています。

この方式の場合には、LANが刺さる端子が設置されているので、確認してみてください。

こちらも、コンセント付近に設置されていることが多いです。

LAN端子は、比較的大きさが大きめです。

次に紹介するVDSL方式との区別がしにくい場合には、実際にLANケーブルが刺さるかどうか確認するとよいでしょう。

VDSL方式|古いアパートに多い

VDSL方式は、古いアパートのよく設置されています。

共用部までは光回線がきており、各部屋へは電話回線が通してあるパターンです。

この場合には、速度が最大100Mbpsに制限されてしまいます。

通常の光回線は1Gbps(=1,000Mbos)のため、速度重視の方はVDSL方式でないアパートがおすすめです。

VDSL方式は、光回線対応のアパートで光コンセントやLAN端子がない場合に当てはまります。

光回線をアパートで使う場合は、必ず工事が必要?

光回線をアパートで使う場合は、必ず工事が必要?

「部屋に光コンセントやLAN端子があれば、工事はいらないの?」と思ったかもしれません。

しかし、結論から言うと工事は原則必要です。

ただし、配線の状況によって工事の時間や費用は変わる可能性があります。

基本的にはすべての場合で必要

光回線を導入する際には、基本的に立ち会い工事が必要です。

回線が部屋まで来ていたとしても、回線と機器を接続する工事をする必要があるからです。

そのため、原則は工事が必要だと考えておくとよいでしょう。

平日に仕事をされている場合には、工事日がなかなか取りにくいこともあるかもしれません。

光回線を使いたい場合には、早めに申し込みをして工事日程をおさえることをおすすめします。

料金は工事の内容によって変わる

なお、料金は工事内容によって変わります。

部屋まで回線が来ている場合には、比較的簡単な工事のためすぐに終わるでしょう。

また、料金も比較的安価になるといえます。

しかしながら、共用部から部屋までインターネット回線が引かれていない場合には、工事の手順が増えるため時間がかかります。

また、料金も高くなる傾向にあります。

工事の料金については、光回線会社ごとに変わるので問い合わせてみてください。

アパートによっては工事なし・無料でインターネットが使えることがある

アパートによっては工事なし・無料でインターネットが使えることがある

アパートの管理会社や大家さんによっては、すでにインターネットを部屋まで引いてくれている上に、無料で使える場合があります。

その場合には、原則工事はいりません。

「無料で使えてラッキーだ」と思うかもしれませんが、速度面には要注意です。

アパートが提供しているものの中には、速度が遅いインターネット回線も多くあります。

その場合には、別途回線を引くことも検討するとよいでしょう。

アパートで光回線を引くときには、大家さん・管理会社の許可は必要?

アパートで光回線を引くときには、大家さん・管理会社の許可は必要?

使える光回線がわかったところで、「工事をするってことは大家さんや管理会社に言う必要があるの?」と考えたかもしれません。

結論から言えば、それは場合によります。

工事許可要否を確認

  • すでに回線が引かれている場合には許可は不要
  • 新しい回線をアパートに引き込む際には許可が必要
  • アパートで戸建てプランを使う場合には許可がいることも

すでに回線が引かれている場合には許可は不要

基本的には、大家さんや管理会社の許可は不要です。

共用部まで光回線が引かれている場合には、各部屋へ回線を通す空間が確保されている可能性が高いといえます。

マンションで対応している光回線を利用する場合には、許可は不要だと思っていてよいでしょう。

心配な場合には、光回線の工事の前に回線会社に確認するのがおすすめです。

新しい回線をアパートに引き込む際には許可が必要

アパートに光回線が引かれていない場合や、違う回線を新たに引きこみたい場合には、大家さんや管理業者の許可が必要です。

それは、建物に穴を開けたりする可能性があるからです。

特にNURO光を検討している場合には、アパート全体にNURO光が通っていない限り、大家さんや管理業者の許可が必要になります。

工事内容はケースバイケースですが、壁に器具を取り付けたり穴を開けたりする可能性があります。

公式サイトによれば、工事の際に「穴をあけないでほしい」と伝えれば、テープで器具を壁につけてくれる場合もあるようです。

とはいえ、念の為に穴を開ける可能性があることの許可をもらっておくことをおすすめします。

アパートで戸建てプランを使う場合には許可がいることも

最近登場している光回線の10Gプランなどは、アパートに住んでいても戸建てタイプの契約が必要になります。

「アパートでも戸建てが契約できるの?」と思うかもしれませんが、実は可能です。

アパートで戸建てタイプを使うと、マンションのほかの部屋とは回線を共有せずにすみます。

そのため、速度がより高速化する可能性もあるのです。

もしも戸建てタイプを契約したい場合には、新しい回線を引くのと同様、壁に穴を開ける工事が必要になることがあります。

そのため、事前に大家さんや管理業者に許可をもらっておくと安心です。

まとめ

まとめ

泊木所長
今回は、アパートの光回線の確認方法について紹介しました。

まとめ

  • 各社のサイトで住所を入力して、光回線に対応しているか確認しよう
  • 大家さんや管理会社に問い合わせるのも確実な方法
  • 壁に穴をあけるような工事が発生する場合には、大家さん・管理会社の許可が必要

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  • この記事を書いた人

リアルネット技研 光アクセス担当

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