これから田舎に住む予定があり、「田舎の光回線はどんな感じなの?」「光回線がこない時はどうすればいいの?」など気になっている方も多いはず。
全国の大部分をカバーする「フレッツ光」でも、山間部などの田舎のエリアでは光回線が使えない可能性があります。
田舎に住むなら、「光回線は繋がるのか」「繋がらないならどうすれば良いのか」は事前にチェックしておきたいところです。
本記事では、以下について解説します。
この記事で分かること
- 田舎の光回線事情
- 田舎で光回線がこない時の対応方法
事前にエリア確認しておくことが重要です。
エリア外なら、他の通信方法で代用するなど対策が必要になります。
合わせてチェックしていきましょう。
参考【代替案】光回線が引けない!光回線以外のインターネット回線を全解説!5G回線はおすすめ?
田舎の光回線はどんな感じ?
フレッツ光など全国をカバーする光回線でも一部の地域はサービス対象外です。とくに山間部だと、その「一部の地域」に該当してしまう可能性があります。
またADSLが既に新規受付が終了している点も注意点です。
地域によっては対象エリア外の可能性がある
これから田舎に引っ越すときに注意したいのが、田舎になると対象エリア外となるケースが増えてくることです。
東日本で99%、西日本で93%とカバー率の高い「フレッツ光」であっても、一部の地域では回線が使えません。
申し込み先の光回線で、自分の住所が対象エリアに含まれているかは事前にチェックしておく必要があります。
対象エリアは各光回線の公式ページのエリア確認のページからチェックできます。申し込み前にサクッと確認をしておきましょう。
ADSLの提供は終了予定
「光回線が来ないエリアなら、ADSLで代用する方法もあるのでは?」と考える方もいるかもですが、各社のADSLの新規受付はすでに終了しています。
NTTのADSLの新規受付は2016年6月末ですでに終了、サービスの提供も2023年1月31日で終了しました。
そのほか、Yahoo! BB ADSLも2019年2月末で新規受付を終了し、2024年1月末にはサービスの提供も終了予定となっています。
とくにこれから回線を契約しようと考えているなら、ADSLで代用する方法は難しいでしょう。
田舎で光回線がこない時の対応方法
光回線が来ない時の対応方法
- 別の光回線を検討する
- モバイルWi-Fiを契約する
- スマホのテザリングを利用する
- 自費で回線を引く
- 別の住所を検討する
光回線以外にもモバイルWi-Fi、スマホのテザリングなどを利用すれば、通信が利用できる可能性があります。
そのほか、どうしてもとなったら「自費で回線を引く」「別の住所も検討する」などの方法も考えられます。
田舎で光回線がこない時の対応方法を見ていきましょう。
別の光回線を検討する
「エリアを確認したら、自分の住所が対象外だった」という場合には、別の光回線もチェックしましょう。
フレッツ光で対象外のエリアでも、フレッツ光以外の独自回線のサービスなら回線が使える可能性があります。
エリアの広い「フレッツ光」をチェックする人は多いと思いますが、対象外であれば他の光回線もチェックしておくべきです。
おすすめの光回線は以下の2つです。
- NURO光
- auひかり
NURO光
回線速度が抜群に速い光回線です。
下りの通信速度は最大2Gbpsと、他の光回線の2倍の速度となります。
以前は関東などの都市部が中心でしたが、北海道・東海・関西・九州でもエリアを急速に拡大中です。
また「45,000円のキャッシュバック」「工事費(40,000円)が実質無料」など、大規模なキャンペーンがあるのも大きな魅力。
田舎に住む場合も、NURO光の対象エリアになっているかは、ぜひチェックしてみると良いでしょう。
auひかり
auユーザーに特におすすめの光回線です。
auスマホとのセット割「auスマートバリュー」で、家族全員のスマホ代が最大1,00円割引になります。
たとえば、家族4人で合計4,000円割引となると、年間で5万円近く節約できる計算です。
そのほか工事費が実質無料のキャンペーン、高額キャッシュバックも随時実施しています。
田舎に居住する場合も、auユーザーなら「auひかり」はぜひチェックしておきましょう。
モバイルWi-Fiを契約する
「どこの光回線を調べても全てエリア外だった」という場合には、WiMAXなどのモバイルWi-Fiも検討したいところ。
山間部などで光回線が繋がらない場合も、モバイルWi-Fiのエリアでカバーされている可能性があります。
通信速度は基本的には光回線の方が速いですが、モバイルWi-Fiも最近ではかなりの高速通信を実現しています。
とくにWiMAXでは、au 5G・4G LTEの電波も使用できるため、高速通信を実現しています。
ホームページなどに表示されている通信速度は、あくまで理論値で実効値はここまでの速度が出ることはないですが、モバイルWi-Fiもかなりの高速通信が期待できます。
光回線が対象外の場合には、WiMAXなどの利用も合わせて検討してみると良いでしょう。
詳しくは以下のページを確認してみてください。
参考現役通信技術者がおすすめするホームルーター(置くだけWiFi)はコレ!速度・料金を徹底比較
スマホのテザリングを利用する
光回線が届いていないなら、スマホのテザリングで済ます方法もあります。
テザリングはスマホの電波を、パソコンや他のスマホで共有できる機能です。
お手持ちのスマホをモバイルWi-Fiのように使えます。
光回線が使えないエリアでも、スマホのLTEの電波でカバーされている可能性は十分にあります。
大手キャリアでは各社で50GB以上が使えるギガプランを提供しているので、パケット不足にはなりにくいはずです。
どうしても光回線が使えない場合には、スマホのテザリングは有効な選択肢の一つになるでしょう。
自費で回線を引く
工事費用を全額または一部負担する条件のもとで、NTTなどに依頼すれば、回線を引く工事を行ってくれる可能性があります。
また署名を集めて、自治体に相談する、あるいはNTTに要望を出すといった方法もありあます。
手間とお金がかかりますが、エリア外の場合にどうしても光回線を使いたいと考えているなら、こうした方法も検討してみると良いでしょう。
別の住所を検討する
これから田舎への引っ越すなら、光回線が使える住所に引越し先を変更するのも手です。
ネット回線が快適に使えるかは、やはり生活の質にかかわる重要な要素です。
引っ越し先の周辺環境や住環境と合わせて、「光回線が繋がるのか」は合わせてチェックしておきたいところです。
引っ越し先が光回線が繋がらないのであれば、少し都市部に近い住所に変更するのも選択肢の一つに考えておくと良いでしょう。
ホームルーターを代替手段として検討してみる
ホームルーターとは、家庭で使用される据置型のルーターのことです。
通称、置くだけWi-Fiとも言われ、光回線が引けないエリアでの代替手段として優れた選択肢となります。
5G対応機種では高速通信が可能
ホームルーターは、5Gのサービス提供エリア内であれば、高速の通信回線を使用するため、高速なインターネット通信が可能となります。
これにより、動画ストリーミング、オンラインゲーム、ビデオ通話など、高速なデータ通信が必要な場合でも、ストレスのないネット環境を構築することができます。
(5Gの提供エリア外では4G通信となります。5Gの提供エリアをサービス提供会社のホームページでご確認ください)
コンセントに挿すだけで使えて操作も簡単
ホームルーターの設置はとてもに簡単で、アダプタをコンセントに挿すだけで利用できます。
難しい操作は必要なく、本体の操作ボタン類も極力少なく設計されています。
コンセントに挿すだけで使用できるため、本体には電源ボタンさえもありません。(専用のアプリなどを使えば、高度な設定もする事ができます)
おすすめ現役通信技術者がおすすめするホームルーター(置くだけWiFi)はコレ!
まとめ
エリア外の場合は以下の対応方法が考えられます。
光回線が来ない時の対応方法
- 別の光回線を検討する
- モバイルWi-Fiなどのモバイル回線を契約する
- スマホのテザリングを利用する
- 自費で回線を引く
- 別の住所を検討する