戸建て住宅で光回線を選ぶ際、重要なのは安定した通信品質とコストパフォーマンスです。
本記事では、戸建てに適した光回線の選び方や、おすすめの光回線も詳しくご紹介します。
この記事で分かること
- 戸建てに適した光回線の選び方
- スマホセット割を活用して通信費を大幅に節約する方法
- 戸建て向けのおすすめ光回線各サービスの特徴
- NTT系回線と独自回線の違い など
プロが選ぶ戸建て向け光回線おすすめランキング
それぞれの特徴やメリットを比較して、自分にぴったりの回線を見つけてください。
評価項目はこちらをご覧ください。
戸建におすすめの光回線
- ソフトバンク光｜家族みんながソフトバンクなら迷わず選ぶ価値あり
- ドコモ光｜ドコモユーザーはポイント大量獲得でさらにお得
- J:COM NET｜テレビやネットをまとめてお得に使いたい人におすすめ
- NURO光｜業界最速クラスの速度で快適通信を実現
ソフトバンク光｜家族みんながソフトバンクなら迷わず選ぶ価値あり
SoftBank光は、ソフトバンクユーザーにとって非常にお得な回線です。
「おうち割 光セット」を適用することで、家族全員のスマホ料金を節約することができます。
また、全国対応でエリアの広さが魅力的ですが、契約時にはキャンペーン内容や工事費用をしっかり確認しましょう。
| 提供エリア | NTT東日本・NTT西日本フレッツ光回線の提供エリア |
| 開通までの期間目安 | 申込日＋4日＋最短6営業日以降で選択可 |
| 最大通信速度 | 1G〜10Gbps（プランにより異なる） |
| セット割引 | ソフトバンクスマホとセットで1,100円/月割引（※おうち割） |
| 初期費用 | 事務手数料：3,300円 立ち会い工事なし：2,200円 立ち会い工事あり：26,400円（月額料金に上乗せし分割可能） 立ち会い工事あり（室内のみ）：10,560円 |
| 月額料金 | 戸建て：5,720円 集合住宅：4,180円 （プランにより異なる） |
| キャッシュバック | 有り |
| 契約縛り期間 | ２〜5年（プランにより異なる） |
| 契約解除料 | 最大6,380円（プランにより異なる） 自動更新なしプラン：契約期間終了後はなし |
| 運営会社 | ソフトバンク株式会社 |
ドコモ光｜ドコモユーザーはポイント大量獲得でさらにお得
ドコモ光は、ドコモのスマートフォンとセットで「ドコモ光セット割」を適用すると、通信費を抑えることができます。
また、dポイントが貯まりやすい点も特徴で、ポイントを活用してお得に利用することが可能です。
対応プロバイダーの種類が多いため、自分のニーズに合ったプランを選びやすいのもメリットです。
| 提供エリア | NTT東日本・NTT西日本フレッツ光回線の提供エリア |
| 開通までの目安 | 2週間～1ヶ月半程度 |
| 最大通信速度 | 1G〜10Gbps（プランにより異なる） |
| セット割引 | ドコモスマホとセットで1,100円/月割引 |
| 初期費用 | 手数料：3,300円 工事費：16,500円〜19,800円 現在フレッツ光を利用中の場合、無料 |
| 月額料金 | マンション：4,400円 戸建て：5,720円 |
| キャッシュバック | 有り（条件有り） |
| 契約縛り期間 | 2年 |
| 契約解除料 | 2,970〜5,500円（プランにより異なる） |
| 運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
J:COM NET｜テレビやネットをまとめてお得に使いたい人におすすめ
J:COM NETは、ケーブルテレビ大手のJ:COMが提供する光回線です。
テレビや固定電話などとセットにすると割引が適用され、家計を大きく節約できます。
auやUQ mobileとのスマホセット割にも対応しているので、通信費をまとめて抑えたい方にぴったりです。
提供エリアが限定的なため、契約前に必ず対応状況や工事費、キャンペーン内容を確認しましょう。
| 提供エリア | 日本全国 ※住所や物件によっては利用できない場合があります。 詳細は必ずJCOM公式HPをご確認ください |
| 開通までの期間目安 | 光1G・5G・10Gコース：約1カ月後 J:COM NET 1Gコース：最短4日〜（同軸ケーブル利用） |
| 最大通信速度 | 1G〜10Gbps（プランにより異なる） |
| セット割引 | auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円／月の割引 UQモバイル指定プランとセットで最大1,100円／月の割引 J:COMサービスとセットで、J:COMモバイルのデータ容量増量 |
| 初期費用 | 手数料：3,080～3,300円（税込） 基本工事費：47,520円（税込） |
| 月額料金 | 5,258円〜7,568円（税込）（プランにより異なる） |
| 契約縛り期間 | 縛りなし |
| 契約解除料 | プランにより異なる |
| 運営会社 | JCOM株式会社 |
NURO光｜業界最速クラスの速度で快適通信を実現
NURO光は、最大2Gbpsの超高速通信が可能で、オンラインゲームや動画視聴を快適に楽しみたい方に最適です。
さらに、セキュリティソフトが無料で付帯している点も魅力です。
ただし、提供エリアが限定されているため、契約前に自分の住まいが対応エリアに含まれているか確認する必要があります。
| 提供エリア | 北海道・関東・東海・関西・中国・九州の一部エリア |
| 開通までの目安 | 戸建ての場合、1～2カ月程度 集合住宅の場合、1～3カ月程度 |
| 初期費用 | 事務手数料：3,300円 標準工事費：44,000円 |
| 月額料金 | 5,200〜8,517円（プランにより異なる） |
| キャッシュバック | 有り |
| 契約縛り期間 | なし・2年・3年 |
| 契約解除料 | 528〜4,400円（プランにより異なる） |
| 運営会社 | ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社 |
戸建て向け光回線の選び方｜安く利用するためのポイントも解説
選ぶ際に重視すべきポイントを詳しく解説します。
提供エリアとキャンペーン情報を見落とさない
光回線は、地域によって利用できるサービスが異なるため、まずは提供エリアを確認することが必要です。
公式サイトのエリア検索を利用して、自分の住んでいる地域で利用可能な回線を調べましょう。
さらに、プロバイダーごとのキャンペーン情報を比較し、キャッシュバックや月額割引など、最もお得なプランを選びましょう。
実測速度を重視してストレスなく利用するためのチェック
光回線の最大速度だけでなく、実際に利用する際の「実測速度」に注目することが重要です。
実測速度はプロバイダーや地域によって異なるため、契約前にユーザーの口コミや評判を調べると良いでしょう。
また、プロバイダーが提供する「IPv6(IPoE)接続」を利用することで、混雑時間帯でも快適な速度を維持できることが多いです。
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月額料金・工事費・キャッシュバックを含む総コストの比較
光回線を選ぶ際には、月額料金だけでなく、工事費やキャッシュバックキャンペーンなども含めた「総コスト」を比較することが大切です。
初期費用が無料になるキャンペーンを実施しているプロバイダーも多いので、賢く活用しましょう。
また、契約期間中の実質コストを計算し、自分の予算に合ったプランを選ぶことがポイントです。
解約違約金と契約更新月をしっかり把握して無駄な出費を抑える
光回線の契約には、解約違約金や契約更新月が設定されている場合があります。
これらを把握しておくことで、無駄な出費を抑えることができます。
スマホセット割引を活用して通信費を大幅に節約する
光回線を選ぶ際、「スマホセット割」が適用されるかどうかも大きなポイントです。
スマホと光回線を同じキャリアで契約すると、スマホの月額料金が割引され、家族全員の通信費をまとめて抑えることができます。
| スマホのキャリア | 割引内容 |
 | auスマートバリュー auスマホと自宅の光回線セットで最大1,100円/月 の割引 （離れて暮らす家族分もOK、最大10台まで対応） |
 | 自宅セット割 UQモバイル指定プラン＋対象光回線（KDDI系）のセットで最大1,100円/月 割引 |
 | ドコモ光セット割 docomoスマホとドコモ光のセットで家族分のスマホも1台1,100円/月 割引（離れて暮らす家族分もOK、最大20台まで対応） |
 | おうち割 光セット ソフトバンク光とスマホセットで家族分のスマホも1台1,100円/月 割引（離れて暮らす家族分もOK） |
 | おうち割 光セット（A） スマホとソフトバンク光とセットで最大1,188円/月 の割引 |
auユーザーなら「auスマートバリュー」
auひかりを利用すれば、auスマホの月額料金が割引されます。
割引額はスマホのプランによって異なりますが、家族全員がauスマホの場合は合計で数千円レベルの割引になることもあります。
ドコモユーザーなら「ドコモ光セット割」
ドコモのスマホとドコモ光をセットにすることで、スマホ1回線あたり最大1,100円(税込)程度の割引が受けられます。
家族で複数回線を契約している場合、割引が重複するため、通信費の総額を大幅に抑えられるのが魅力です。
ソフトバンクユーザーなら「おうち割 光セット」
ソフトバンク光を契約すると、ソフトバンクのスマホ1回線につき最大1,100円(税込)の割引が適用されます。
家族でソフトバンクを利用しているなら、まとめて通信費を節約できるメリットが大きいです。
契約時には、割引条件をしっかり確認し、自分や家族が利用しているスマホプランに適用できるかをチェックしましょう。
トラブル時に頼れるサポート窓口の有無を確認
光回線のトラブルが発生した際に、迅速に対応してくれるサポート窓口があるかどうかも重要です。
24時間対応のカスタマーサポートや、AIチャットでのサポート、サービスに対しての分かりやすいFAQが用意されているプロバイダーを選ぶと安心です。
NTT回線と独自回線の違いは？NTT回線は後から乗り換えがしやすい理由
NTT系回線と独自回線の違いや、なぜNTT系回線だと後からの乗り換えがしやすいのかを解説します。
| 回線種別 | 回線の詳細 |
| NTT系回線 （フレッツ光・光コラボ） | フレッツ光の設備（NTTの光ファイバー）を利用している回線。 NTTが提供する「フレッツ光」そのものや、NTTの設備を卸提供する「光コラボ」(ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光など)が該当します。 |
| 独自回線 | eo光やauひかりなど、NTT以外の光回線事業者が独自に敷設した光ファイバー網を利用する回線。 N設備を使わないため、提供エリアが限定されるケースもあります。 |
NTT東西のファイバー網を利用する回線は乗り換えがスムーズ
NTTの光ファイバーを使用している回線（フレッツ光・光コラボ）を導入しておく最大のメリットは、「後からの乗り換えが簡単」という点にあります。
なぜなら、すでにNTTの設備を使った光ファイバーが自宅に引き込まれていれば、工事が不要もしくは最小限で済む場合が多いからです。
フレッツ光から光コラボへの乗り換え
フレッツ光から光コラボへの乗り換え
フレッツ光を使っている場合、光コラボ（ドコモ光・ソフトバンク光・ビッグローブ光など）に切り替えても、物理的な配線は同じNTTファイバーを利用するため、追加の宅内工事が不要なケースがほとんどです。
さらに、フレッツ光契約をそのまま転用（転用手続き）できたり、光コラボ同士であれば事業者変更手続きをするだけで済むため、工事費用の節約や短期間での乗り換えを実現できます。
光コラボ同士の乗り換え
光コラボ同士の乗り換え
光コラボ同士でも、同じNTTのファイバーを使用しているため、事業者変更の手続きだけで別の光コラボへ移行できます。
乗り換えのための大がかりな工事が不要で、ネットが使えない期間を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。
一方、独自回線（eo光・auひかりなど）からNTT系回線へ乗り換える場合、改めてNTTのファイバーを引き込む工事が必要になることが多く、時間と工事費用がかかる場合があります。
引き込み場所や設備によっては大規模な工事になることもあるため、注意が必要です。
独自回線からNTT系回線への乗り換え
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NTT回線（フレッツ光・光コラボ）の特徴
NTT系回線は、全国的なエリアカバー率の高さや、多彩なプロバイダー・サービス事業者から選べる自由度が魅力です。
以下のような特徴があるため、把握しておくと自分に合ったプランを選びやすくなります。
| 提供エリアが広い | フレッツ光・光コラボは日本全国で利用できるエリアが非常に広いため、地方や離島など、独自回線がエリア外になりやすい地域でも選択肢に入りやすいです。 |
| プロバイダーが豊富 | フレッツ光はプロバイダーを自分で選ぶ必要がありますが、そのぶん選択肢が多く、キャンペーンやサポートの充実度など自分好みのサービスを選べます。 光コラボは「プロバイダー＋回線」がセットになったプランが多く、キャンペーンや割引が適用されやすいメリットがあります。 |
| 他社への転用・事業者変更が簡単 | 前述のとおり、NTTの設備を利用しているため、別のNTT系回線への乗り換えがスムーズに行えます。 解約時の撤去工事などがほとんど不要で、手続きやコストの負担が少なくて済みます。 |
独自回線の特徴（NTT以外の光回線事業者が独自に敷設した光回線）
独自回線は、NTTのファイバー網を使わず、光回線事業者が独自に敷設した光ファイバーを利用します。
提供エリアや対応する建物は限られるものの、以下のような強みがあります。
| 高速通信が期待できる | eo光やauひかりなど、独自の速度プランを展開しているケースも多く、混雑の影響を比較的受けにくく、安定した通信が魅力的です。 |
| 独自の特典が充実 | スマホとのセット割が利用できる他、自社の他サービスでの割引等が利用できるケースが多く、各社それぞれ独自のキャンペーンや特典があります。 |
光ファイバーを自社で敷設、維持管理できる規模の企業では、光回線の他にスマートフォンや電気やガスなど生活インフラのサービスを提供している場合が非常に多いです。
それらのサービスをまとめて利用することで、請求の一元管理とお得なセット割引を利用できます。
あるいはいずれ別の回線に変更するかもしれないという方は、初期工事や解約時の撤去工事などの負担を考慮して選ぶことが大切です。
戸建てで光回線を導入する具体的な流れと工事の注意点
以下に、具体的なステップと注意点を解説します。
開通までの流れ
- 光回線事業者に申し込みをする
- 現地調査が必要な場合は連絡が入り現地調査が行われる
- 提供可否と必要な工事内容の説明がある
- 入線工事実施
- 開通完了
申し込みから開通までの目安は約2〜4週間
光回線の申し込みから開通までの期間は、通常2〜4週間程度です。
引っ越しシーズンや繁忙期にはさらに時間がかかる場合があるため、早めに申し込むことをおすすめします。
また、工事日程を調整する際は、平日の日中が工事可能な場合が多いため、スケジュールに余裕を持っておきましょう。
必要に応じて、光回線事業者が、どの方向から光ケーブルを入線させるか等現地調査に入ることがあります。
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新築の場合は配線工事に関する制約が少ないため、理想的なネット環境を構築しやすいですが、光ケーブルの引き留め金物を壁に設置するために壁面にビス穴を開けたり、
光ケーブルを宅内に引き込むために壁に穴を開けたりするケースもあります。
これらの工事には費用や時間がかかるため、事前にプロバイダーから見積もりをもらっておくと安心です。
開通後は速度テストで通信環境を最適化しよう
光回線が開通したら、まずは速度テストを実施して通信環境を確認しましょう。
速度に問題がある場合は、プロバイダーのサポートに問い合わせるか、無線ルーターの設定を見直すと良いでしょう。
また、通信速度を向上させるためには、Wi-Fiルーターのスペックも気にするようにしてください。
Wi-Fiルーターは、回線事業者からレンタルする場合と、自分で購入して用意することもできます。
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また、プロバイダーによってはIPv6対応の有無やセキュリティサービスの充実度が異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
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戸建て住宅で光回線を選ぶ際には、安定した通信品質とコストパフォーマンスを重視することが重要です。
自分の利用スタイルや家族構成に合わせて、最適な回線を選びましょう。
まとめ
- スマホとのセット割やキャンペーンを上手に利用して総コストを抑える
- NTT系回線なら後からの乗り換えがしやすく工事費も節約可能
- メッシュWi-Fiや中継機の導入で複数階でも安定したネット環境を構築
- プロバイダー選びやサポート体制の確認で、トラブル時も安心
