「Ping値が悪くて、ゲームが快適にプレイできてないかも」と悩んでいる方も多いのでは。
応答速度を示す「Ping値」が大きいと、操作が反映するまでのタイムラグが大きく、特にゲームでは不利になります。
普段使いでも動画がコマ送りのようになってしまうなど、少し不便になってきます。
ネットを快適に使っていくためには、気になったタイミングでPing値を少し見直ししてみたいところです。
Ping値を改善してネットもゲームも快適に楽しむための方法をチェックしていきましょう。
この記事で分かること
- Ping値とは何か
- Ping値を測定する方法
- Ping値を改善する3つの方法
Ping値とは
Ping値は回線の応答速度です。
サーバーに信号を送ってレスポンスが返ってくるまでの時間を表しています。500msなら、500ミリ秒=0.5秒という具合です。
卓球(ping pong)の球を打って打ち返すところが語源になっています。
Ping値が高いとどうなる?
Ping値が高いと、手元で操作をしてから、実際に操作が反映されるまでのタイムラグが大きくなります。
とくに格闘ゲームやFPSなどの応答速度が求められるオンラインゲームでは、Ping値が高いとかなり不利になります。
ゲーム以外では、WebページやSNSを見る程度ならシビアにPing値が求められることはありませんが、動画の再生ではPing値が高いとコマ送りのようになりカクつくことがあります。
せっかくならPing値の低い快適なネット環境を構築したいところです。
Ping値はどれくらいあれば良い?
Ping値 | 評価 |
~15ms | すごく速い |
~30ms | 速い |
~50ms | ふつう |
~100ms | 少し遅い |
100ms~ | 遅い |
ゲーム以外でも50ms以下ぐらいに抑えられると、快適にネットが使えます。
ゲームをするなら~30msは欲しいところです。
スマブラなどの格闘ゲームやApexなどのFPS、ジャンルによっては15ms未満であるのが理想的な場合もあります。
PING値は基本的には、モバイルWi-Fiよりも光回線の方が値が小さく快適になる傾向です。
光回線のPing値を測定する方法
Ping値は各種の回線速度の測定サイトで、回線速度と合わせて確認できます。
下記サイトなどおすすめです。
「Go」のボタンを押すと計測がスタートし、Ping値、ダウンロード速度、アップロード速度をそれぞれ測定してくれます。
測定結果の画面が下の通り。シンプルで分かりやすい表示で確認ができます。
光回線のPing値を改善する3つの方法
「測定してみたらPing値がやっぱり高かった」というところで、Ping値の改善方法が気になっている人も多いと思います。
光回線のPing値を改善する方法は以下の3つです。
光回線のPing値を改善する方法
- 有線に切り替える
- ルーターへの接続台数を減らす
- 光回線を見直す
有線に切り替える
Wi-Fiでの無線接続をしている場合には、まずは有線への切り替えを検討しましょう。
大幅な速度アップが見込めるだけでなく、電波干渉や障害物を避けることができ、接続が安定します。
有線にするなら合わせて、LANケーブルの規格も見直したいところです。
LANケーブルのカテゴリ
- CAT8(通信速度40Gbpsに対応)
- CAT7(通信速度10Gbpsに対応)
- CAT6a(通信速度10Gbpsに対応)
- CAT6(通信速度1Gbpsに対応)
LANケーブルに印字された文字などから規格が確認ができるはずです。数字が大きいほど最新に近いです。
ルーターへの接続台数を減らす
とくに家族でネットを利用している場合は、ルーターへの接続台数が多くなりがちです。
接続台数が増えると、Ping値は悪化します。可能であれば、ルーターへの接続台数を減らしましょう。
とくにルーターで推奨されている接続台数の上限に近い場合には、このあたりを見直したいところです。
接続台数を減らすのが難しい場合には、ルーターの買い替えも手です。
接続台数の上限が多い性能の高いルーターに買い替えれば、Pingが改善する可能性があります。
光回線を見直す
本格的にオンラインゲームをプレイしたいなら、契約する光回線自体を見直すのも方法の一つです。
光回線ごとに通信速度やPing値の差はけっこうあります。Ping値を根本的に改善するなら乗り換えが有効ですね。
速度の速い光回線としては「NURO光」がおすすめです。
「最大2Gbps」と多くの光回線の2倍の最大通信速度があることが大きな魅力。
高額キャッシュバックや工事費実質無料のキャンペーンもあるので、乗り換えのコストも最小限に抑えられます。
乗り換えならこのあたりを検討してみると良いでしょう。
IPv6サービスを利用する方法もある
乗り換えと合わせて検討したいのが「IPv6サービス」の利用です。
IPv6は、従来型のIPv4に代わるもので、回線混雑を回避でき、快適な通信が可能です。
IPv4はインターネット上の住所に当たるIPアドレスが不足気味で慢性的に混雑が続いています。
IPv6なら十分なIPアドレスが確保でき、混雑が回避できます。
乗り換えを検討するのであれば、IPv6対応の光回線かは確認をしておくと良いでしょう。
まとめ
Ping値は「Speedtest by Ookla 公式サイト」などで測定できます。
「Ping値が遅いかも」と感じたら、まずは速度テストで確認してみましょう。
Ping値が実際に高かった場合には、以下の改善方法を試してみましょう。
光回線のPing値を改善する方法
- 有線に切り替える
- ルーターへの接続台数を減らす
- 光回線を見直す
まずは有線への切り替え、ルーターの接続台数を減らすなど今の通信環境の見直しから始めましょう。それでも改善しない場合は、乗り換えについても要検討です。