「光回線の料金が高いけど、これって何が原因?」と悩んでいる方も多いと思います。
光回線の料金が高くなってしまう理由としては「契約している光回線が他よりも高い」「オプションが付いたまま」などいくつかのパターンが考えられます。
本記事では、料金が高い理由をハッキリさせつつ、通信費を安く抑えるための適切な対策方法を紹介しています。
この記事で分かること
- 今使っている光回線が高い理由
- 光回線の料金を安く抑える方法
- 光回線の代替手段 など
後半では光回線を安くする方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今使っている光回線が高い理由は?
それぞれ見ていきましょう。
光回線が高い理由
- そもそも月額料金が高い
- プロバイダー料金が高い
- 工事費用が上乗せされている
- Wi-Fiルーターなどのレンタル費用が上乗せされている
- 割引・キャンペーンが付いていない
- 不要なオプションが付いている
そもそも月額料金が高い
まず、そもそもの月額料金が高い可能性があります。
光回線の料金の相場は戸建で5,000円前後、マンションタイプで3,800円前後というあたりです。
戸建で6,000円ほどであったり、マンションタイプで4,500円ほどの場合には、月額料金としては高めといえます。
他の光回線への乗り換えも検討したいところです。
プロバイダー料金が高い
プロバイダー料金がかかる分、「料金が高い」と感じてしまっているケースもあります。
光回線の契約は、本来はプロバイダーと回線業者の両方との契約が必要です。
ただ最近では、プロバイダーと回線をセットで契約できる「光コラボ」と呼ばれるサービスも増えています。
光コラボなら多くの場合、プロバイダーと回線を別々に契約するより月額料金は安く抑えられます。
プロバイダー料金が原因で、「月々の料金が高い」と感じているなら、光コラボへの乗り換えを検討してみると良いでしょう。
工事費用が上乗せされている
光ファイバーをご自宅に新規で引き込む場合、工事費用がかかります。
会社や工事内容によって異なりますが、工事費用は月額料金に上乗せして、決められた契約期間内で分割支払する事が多いです。(例えば2年契約で24分割など)
Wi-Fiルーターなどのレンタル費用が上乗せされている
ご自宅内でWi-Fi環境(無線LAN)を使用する場合、Wi-Fiルーターを用意する必要があります。
このWI-FIルーターをレンタルする場合、毎月レンタル費用がかかります。
Wi-FiルーターはONU(光回線終端装置と違って)必ずレンタルしなければいけない物ではないので、長く使用する場合には、ご自身で購入した方が安く済むケースがほとんどです。
価格は数千円程度から、Amazonや楽天などのECサイト、家電量販店などで購入する事ができます。
割引・キャンペーンが付いていない
光回線ではキャンペーンで、月々の料金の割引があったり、高額のキャッシュバックが受け取れたりします。
契約する光回線ごとに割引やキャンペーンは異なります。
「乗り換え元に比べてキャンペーンが少ない」などで、特典が多く受けられない場合には月額料金が高くなる可能性があります。
不要なオプションが付いている
不要なオプションが付いて、月々の料金が高くなってしまっている場合もあります。
キャンペーンを適用させるために、入会時に有料オプションに加入してそのまま放置してしまっているケースも少なくないはずです。
たとえば、フレッツ光の有料オプションとしては以下があります。
余計なオプションに2つ加入していると、それだけで毎月1,000円ほど料金がアップしてしまいます。
フレッツ光の有料オプション(一例)
- ひかり電話(基本プラン):月額550円
- フレッツ・テレビ:月額825円
- リモートサポートサービス:月額550円
- セキュリティ機能ライセンス・プラス:月額418円~
スマホセット割が適用されていない
スマホとセットで使うことでスマホセット割引が使えますが、会社によっては、ご自身でセット割引加入の申請をしないと適用されない場合があります。
「勝手に割引してくれると思っていたけど、実は申請が必要だった」とならないように忘れないようにしましょう。
また、光回線側ではなく、スマホ側の料金が割引になるので、この点も忘れないようにしましょう。
【番外編】思ってたよりも高いのは錯覚?
特に、初回請求時には契約事務手数料などが含まれている事が多いためです。
その他のよくある事例を紹介します。
よくある事象
- 異なる回線種別の料金と比較している
- 戸建てなのにマンションの料金と比較している
異なる回線種別の料金と比較している
メタル回線(電話回線)を利用した「ADSL」の料金と比較して、光回線の料金が高いと感じてしまっているケースもあります。
確かに、ADSLの場合には安いと月額2千円台の場合もありますが、ADSLと光回線を料金で比較するのはあまり意味がありません。
通信速度は光回線の方が圧倒的に速く、そもそも回線の種類やサービス内容が違います。
ADSLも光回線もインターネット回線なのは共通ですが、この2つはやはり別物なので料金を見るうえでは切り離して考える必要があるでしょう。
戸建てなのにマンションの料金と比較している
もう一つ料金の比較対象を間違えてしまっているケースとして、戸建てなのにマンションの料金と比較しているケースがあります。
各光回線の公式ページを見て料金を調べていると、確かに料金が安いマンションタイプが目に飛び込んできます。(実際に料金の安いマンションタイプの表示を全面に押し出している事が多いです)
ただ、戸建ての場合には、それよりも少し料金が高い「戸建てタイプ」の月額料金を見る必要があります。
このあたりを勘違いしてしまわないように注意するようにしてください。
光回線の料金を安くする方法
光回線の料金を安く抑えるためのポイントは以下の3つです。
光回線を安くする方法
- 月額料金の安い光回線に乗り換える
- キャンペーンの適用を受ける
- スマホとのセット割引を利用する
月額料金の安い光回線に乗り換える
まず、シンプルに「月額料金が高い」という人は、他社への乗り換えを検討したいところです。
特に月額料金が下がりやすいのが、フレッツ光からの乗り換えです。
フレッツ光は大手ならではの安心感とサポートの手厚さは大きな魅力ですが、一方で、月額料金については他の光回線と比べると少し高めです。
特に光コラボ回線と比べると、別途プロバイダ料金がかかる分、料金は高くなってしまいます。
光コラボなどのプロバイダとセットになった月額料金の安い光回線への乗り換えを検討してみると良いでしょう。
フレッツ光から光コラボ回線への乗り換えは、工事不要できるケースがほとんどです。
光コラボとは?
光コラボとは、正式には光コラボレーションモデルと言い、通信事業者がNTTからフレッツ光の回線を借りて運営している回線の事を言います。
代表的なブランドではドコモ光や、ソフトバンク光などが光コラボ回線になります。
キャンペーンの適用を受ける
月額料金の安い光回線に乗り換える際に、キャンペーンを適用させてさらに料金を安くする方法もあります。
光回線によっては、契約から一定期間、月額料金が安くなるところがあります。
また、高額のキャッシュバックがある光回線なら、実質的な負担額を減らすことが可能です。
多いところでは3~5万円ほどのキャッシュバックが受け取れます。
そのほか、工事費無料の特典の有無でも実質の負担額は大きく変わってきます。
スマホとのセット割引を利用する
スマホを、ドコモ、au、ソフトバンク、UQ mobile、Y!mobileで契約中の方は、スマホとのセット割引に注目してみると通信費全体を安く抑えられる可能性があります。
例えば、ソフトバンクの場合には、ソフトバンク光などとセットで対象プランを契約すると、家族全員のスマホ代が毎月1,100円割引になります。
家族4人で割引されれば合計で4,400円の割引になり、光回線側の月額料金分がほとんど相殺できてしまう計算です。
ドコモ、auについても同様に自社の光回線とのセット割が用意されています。
スマホキャリア | セット割が使える回線 |
通信費を見直すならモバイル回線という選択肢もある
光回線に拘りがなければ、モバイル回線を使用したネット回線を使うという方法もあります。
モバイル回線とは、WiMAXをはじめとしたモバイルWiFiや、宅内据え置き型のルーターを使う電波を使用したインターネット回線です。
戸建ての光回線と比べると比較的安価な事が多く、工事不要で使えるため工事費用の節約にもなります。(端末の購入は必要です)
5G回線が利用できるルーターの場合は、一部の光回線よりも高速なケースもありますが、光回線と違って通信制限ルールが設定されている場合がありますので、この点には注意が必要です。
高速モバイルインターネットで有名なWiMAX
高速モバイルインターネットで最も人気なWiMAXは、WiMAXの電波の他に、グループ企業であるKDDI(au)の電波も使用できます。
サービス提供エリアも広く、通信速度も速いため多くのユーザーが利用しています。
端末はモバイルタイプか、宅内据え置き型のホームルーター、2種類の端末を取り扱っています。
Broad WiMAXでは、光回線から乗り換えの場合、他社で発生した違約金を負担してくれるキャンペーン実施中です。
au・UQモバイルスマホを利用中の方はスマホセット割が使えます。
置くだけWi-Fiのドコモhome 5G
NTTドコモ回線を使用した、宅内据え置き型のホームルーターです。
WiMAXと同様に電波を使用して通信をするため工事不要ですぐに使えます。
利用にあたって専用端末の購入が必要ですが、月額料金に上乗せして払う端末代金分を、毎月割引してくれるキャンペーンがあります。
契約期間満了まで使用すれば、端末代金は全額相殺されますので実質無料になります。
ドコモスマホ利用者はセット割引が使えます。
まとめ
光回線の料金が高い理由としては、あらためて以下の通りです。
光回線が高い理由
- 月額料金が高い
- 割引・キャンペーンが付いていない
- プロバイダー料金が高い
- 不要なオプションが付いている
- ADSLやマンションの料金と比較している
光回線の料金を安く抑えるためのポイント
- 月額料金の安い光回線に乗り換える
- キャンペーンの適用を受ける
- スマホとのセット割引を利用する
ぜひ参考に光回線の料金の見直しを進めてみてくださいね。