光回線が断線した際は、まずどの部分が断線しているのかを確認し、業者に修理してもらうか、自力で修理するかを判断します。
この記事では、光回線断線時の対応方法と、断線の原因について詳しく解説します。
まずは光回線のどの部分が断線したのか確認しましょう
まずは、光回線のどの部分が断線したのか確認することが大切です。
どの部分が断線したかによって、自力で修理するのかプロバイダに連絡して業者に修理してもらうのかが決まります。
修理代などを考慮すると自力で修理する方が安く済むので、自分で修理できるかどうかを確認するためにも、どの部分が断線したのか確認しましょう。
ONUにつながっているケーブルが断線した場合
何らかの影響で、室内に設置してある光コンセントからONU(光終端装置)に繋がるケーブルが断線した場合は、自力で修理可能です。
Amazonや楽天などで光ファイバーケーブルを購入し、差し替えれば通常通り通信できるようになります。
ただ抜けている場合もあるので、まずはONUにつながっている方のケーブルが断線や抜けていないか確認してみてください。
電柱から引き込んでる光ケーブルが断線した場合
家の近くの電柱から室内に引き込んでいる光ケーブルは、室内にある光コンセントにつながっています。
この外線部分の光ケーブルが断線してしまうと、自力では修理できません。
修理するには、光コンセントと光ケーブルを融着してつなげるための高額な修理機材が必要だったり、工事資格が必要だったりするので、業者に修理を依頼する必要があります。
現在契約中の光回線事業者(プロバイダ)に連絡をして、修理をしてもらうようにしてください。
- NTT東日本 故障受付 Web113(フレッツ光):https://web113.ntt-east.co.jp/
- NTT西日本 故障受付 Web113(フレッツ光):https://www.ntt-west.co.jp/trouble/
- auひかり インターネットサービスの故障:https://www.au.com/support/inquiry/internet/service/
光コンセントから光ケーブルが抜けたり断線したりした場合は、自力での修理は諦めて次に紹介する「光回線の断線を修理する方法」を参考に、業者に修理を依頼しましょう。
光回線の断線を修理する方法
ここでは、光回線の断線を修理する方法をお伝えします。
インターネット環境をすぐに整えたい方は、最適な方法を選択してすぐに修理してみてください。
1:光ファイバーを交換する
まずは、自力で修理できる場合の修理方法を解説します。
先ほど紹介したとおり、光ケーブルからONUにつながっているケーブルが断線した場合は、自力で修理できます。
Amazonや楽天で「光ファイバーケーブル」と検索すると、たくさんの種類が出てくるので、使用しているONUに対応した規格の光ファイバーケーブルを購入してください。
また、家電量販店にも売られているので、ONUに対応しているケーブルがどれなのかわからない方は、ONUの型番を店員に伝えて対応しているケーブルを見つけるのもおすすめです。
購入したら、ケーブルを差し替えるだけで通信できます。
2:プロバイダのサポートセンターに連絡する
次に、光コンセントにつながっている方の光ケーブルが断線した場合の修理方法をお伝えします。
光コンセントにつながっている方の光ケーブルが断線した場合は、自力での修理は不可能なので、契約しているプロバイダのサポートセンターに連絡しましょう。
最近では、プロバイダ一体型の光回線も多いので、契約した光回線のサポートセンターに連絡すれば対応してくれます。
早ければ数日後に工事可能なこともあるので、断線したら早めにプロバイダに相談してみてください。
光回線の断線の修理費
光回線を断線してしまった際に気になるのが、修理費ですよね。
目安ですが、自力で修理した場合と業者に依頼した場合の修理費用をお伝えすると、次のとおりです。
- 自力で修理する場合:約2,000円
- 業者に依頼する場合:約15,000〜20,000円
Amazonや楽天、家電量販店で売られている光ファイバーケーブルは、1,500〜2,000円ほどで購入できるので、自力で修理する場合はかなり安く修理できます。
一方、プロバイダに修理を依頼する場合は、約15,000〜20,000円と高額です。
修理費だけでなく、スタッフの出張費なども加算されることが多いので、このような料金になります。
プロバイダに修理を依頼する際の料金は高く感じますが、修理しないとインターネット環境が整わないので、仕方ない出費と考えるしかありません。
断線した原因を探り、再発防止に努めましょう。
光回線の光ケーブルが断線する原因
光回線の光ケーブルが断線するのは、いくつかの原因が考えられます。
自然災害の場合は仕方ないですが、何が原因で断線したのかを把握し、対策できる原因であれば対策して再発を防止しましょう。
光回線の光ケーブルが断線する主な原因は次のとおりです。
- 台風や地震などの自然災害
- 光ケーブルへの圧迫
- ペットやネズミの仕業
1つずつ解説します。
台風や地震などの自然災害
光ケーブルは家の外に立っている電柱から、室内の光コンセントに引き込まれています。
そのため、台風による強風や地震による倒木などの影響によって、家の外にある光ケーブルが断線してしまうことがあるのです。
ただ、台風や地震などの影響への対策はかなり難しいです。電柱から引き込んでいるため、どうしても光ケーブルの一部は宙に浮いた状態になります。
そこに木が倒れてきたら、為す術がありません。
対策はできませんが、台風や地震の後は通常通り通信できているか確認するようにしましょう。
光ケーブルへの圧迫
光ケーブルは、強い力で圧迫し続けたり無理な方向に曲げたりすると断線してしまいます。
家電などのケーブルと異なり、光ケーブルはガラス素材でできているので、強い力が加わると折れてしまうのです。
ひっかけたり重いものを上から置いて圧迫しないように、壁にケーブルをそわせるなどの対策をしてみてください。
ペットやネズミの仕業
ネズミや犬などのペットがケーブルを噛むことで、断線するケースも多いです。
ケーブルを噛んで少しでも損傷してしまうと、断線して使えなくなってしまうので、ペットを飼っている方は注意が必要です。
光ケーブルをケーブルカバーなどで覆うことでペットが噛めないようにしたり、ペットを光ケーブルがある部屋に入れないようにしたりするなどの対策をとりましょう。
ケーブルカバーは、Amazonや楽天、ニトリなどでも安く購入できるので、確認してみてください。
光回線の断線した箇所によっては自分で修理可能!確実に直す場合は業者に依頼しよう
今回は、光回線が断線した際の修理方法や断線の原因などをお伝えしてきました。
光回線が断線した際は、まずどの部分が断線しているのか確認しましょう。
断線した箇所によって、自力で修理できるのかプロバイダに連絡して業者に修理してもらうしかないのかが決まります。
自力での修理は不可能
電柱から室内に引き込んでいる光ケーブルが断線した場合
自力で修理可能
光コンセントからONUにつながる光ケーブルが断線した場合
上記のとおり、電柱から室内に引き込んでいるケーブルが断線した場合は自力で修理できませんが、光コンセントからONUにつながる光ケーブルが断線した場合は自力で修理できます。
自力で直す場合は、Amazonや楽天、家電量販店で光ファイバーケーブルを購入し、差し替えるだけで修理完了です。
自力での修理が不可能な場合は、契約しているプロバイダや光回線のサポートセンターに電話しましょう。
時期や修理業者の都合によっては、工事まで日数が必要な場合もあるので、断線したらすぐに連絡するのがおすすめです。
関連リンク
フレッツ光の外線部分が断線した場合は、以下のページからNTTに連絡をすると復旧の対応をしてくれます。
- NTT東日本 故障受付 Web113(フレッツ光):https://web113.ntt-east.co.jp/
- NTT西日本 故障受付 Web113(フレッツ光):https://www.ntt-west.co.jp/trouble/