「光回線の開通工事費ってどれくらいかかるの?」
「光回線の開通工事費をできるだけ節約したい」
光回線の開通工事費は高額というイメージを抱いている方も多いのではないでしょうか。
確かに、光回線の工事費は高いですが、実質無料になる光回線も多くあります。
光回線の開通工事費はいくら?
以下の代表的な3社について紹介します。
- NTT(フレッツ・光コラボ)
- auひかり
- NURO光
なお、ここで紹介する料金は、基本的な工事の費用です。
追加工事がある場合や工事日が休日の場合には、ここで紹介するよりも料金が高くなることもあります。
NTT(フレッツ・光コラボ)の場合
フレッツ光や光コラボを契約する場合には、以下のような工事費となっています。
NTT(フレッツ・光コラボ)
- 屋内配線まで必要な場合:19,800円
- 屋内配線がない場合:8,360円
- 既に光回線が宅内まである場合:2,200円
戸建ての場合には、基本的には19,800円かかることが多いでしょう。
マンションタイプの場合には、既に光回線が部屋の光コンセントまで引かれていることもあります。
その場合には、2,200円で工事が完了することもある点はおさえておくとよいでしょう。
工事費は、30回の分割払いか一括払いで支払っていきます。
ただし、宅内まで配線がある場合には、2,200円を一括で支払う必要があるので注意してください。
なお、土日休日や年末年始に工事を行う場合には、工事料金が変わってきます。
そのため、工事日を決める際に料金についても確認しておくのがおすすめです。
auひかりの場合
auひかりの場合には、戸建てとマンションで工事費が分かれています。
auひかり
- 戸建て:41,250円
- マンション:33,000円
戸建てタイプもマンションタイプも、基本的には分割で工事費を支払う点には注意が必要です。
戸建てタイプの場合は60回払い、マンションタイプの場合には24回払いとなっています。
なお、auひかりの工事の場合でも土日などに工事を行う場合には追加料金が発生する可能性があるので注意が必要です。
\工事費実質無料!/
NURO光の場合
NURO光の場合には、44,000円の工事費がかかります。
料金の支払いは、30回の分割払いとなっています。
そして、土日祝日に工事を行う場合には、別途料金が発生するので注意が必要です。
\工事費実質無料!/
光回線の開通工事における注意点
光回線の工事をする際には、いくつか気をつけておくとよい点があります。
光回線の工事
- 開通工事は通常でも2週間〜1カ月かかる
- 工事費は一括または複数回払いになる
- 開通工事は基本的に立ち会いが必要になる
- 戸建ての場合、壁に穴を開けることになる可能性もある
それぞれ詳しく解説していきます。
開通工事は通常でも2週間〜1カ月かかる
まずは、工事の期間についてです。
光回線を工事する際には、通常でも申し込みから2週間から1カ月ほどかかります。
そのため、「すぐにインターネットが使いたい」という場合には注意が必要です。
光回線をできるだけ早く使うためにも、必要になったらすぐに申し込みをするとよいでしょう。
工事費は一括または複数回払いになる
光回線の開通工事費は、基本的に複数回に分割して支払うことになります。
もしも一括で支払いたい場合には、問い合わせをすると可能なこともあります。
分割の回数は光回線によってさまざまです。
24回払いという会社もあれば、30回払いと長期にわたる支払いのこともあります。
そのため、契約時に分割の回数を確認しておくのがおすすめです。
「分割払いの途中で解約したらどうなるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
分割払いの途中で解約した場合には、残債を一括で支払うことになります。
また、「工事費実質無料」のキャンペーンで入会して期間中に解約してしまった場合にも、残債を支払うことになるので注意してください。
開通工事は基本的に立ち会いが必要になる
光回線の工事は、基本的に立ち会いが必要になります。
無派遣工事の場合には、立ち会いが必要ない代わりに、自分で回線を接続することになります。
そのため、工事日は基本的に立ち会える日に設定する必要がある点に注意してください。
また、平日に立ち会いができない場合には、土日祝日に立ち会いをすることになります。
「週末しか時間がない」「年末年始だけど申し込みたい」という場合には、工事費が基本料金より高くなります。
問い合わせ時に料金をよく確認しておくことのがおすすめです。
戸建ての場合、壁に穴を開けることになる可能性もある
戸建てタイプの契約の場合には、光ファイバーを通すため穴を壁に穴をあける可能性があります。
この工事のことをコア抜き工事と言います。
壁の中に配線が通っていないかなどをチェックするために、レントゲン撮影をしたり大掛かりな工事になる事も少なくないです。
光回線を通す際は、以下のような順番で工事内容が決まることが多いです。
光回線の引き込み方法
- 既存の電話線の配管を使う
- エアコンの配管を使う
- 壁に穴をあける(コア抜き)
3つの順番を見ていくと、壁に穴をあけるのは最終段階であることがわかります。
とはいえ、電話線の配管がなかったりエアコンの配管が使えなかったときのことを考えて、壁に穴をあけてもよいか考えておくのがおすすめです。
もちろん、壁に穴をあける場合には、工事担当者から確認があります。
勝手に穴があいてしまうことはないので安心してください。
工事費が実質無料と言われました「実質」とはどういう事ですか?
凄くモヤモヤします。
決められた期間使用することで工事費が相殺される仕組みの「実質無料」
一番多いパターンが「○年使えば実質無料になります」というパターンです。
簡単に説明すると「長く使ってくれるなら、その分だけ工事費は通信会社側で負担します。」という意味です。
通信会社が予め決めた期間まで使用すれば、工事費は全額通信会社負担になり、契約者側の負担はゼロ(実質無料)という事になります。
光回線の開通工事費は、24回や36回払いなど分割で支払う事が多いです。
毎月の月額料金と工事費の分割払い分の合計金額を毎月支払います。
2年や3年の期間、キャンペーンで工事費分を毎月割引していくれるという内容です。
少しまどろっこしい割引ですが、通信会社はお客様になるべく長く使用して欲しいと考えています。
決められた期間に満たないうちに解約をする場合は、解約時に工事費の残債を一括で納める事になります。
キャッシュバックで工事料費分を相殺できるため「実質無料」
工事費用とは関係なく、高額キャッシュバックを行なっている通信事業者もあります。
ユーザーとしては、こちらのパターンの方が分かりやすくて良いですね。
キャッシュバックに条件が設定されている事があるので、事前に確認するようにしてください。
前述した、決められた期間使用することで工事費が相殺される仕組みの「実質無料」と、キャッシュバックで「実質無料」と表現されている2種類のケースがあるため、どちらのパターンで実質無料なのか、必ず把握するようにしてください。
光回線の工事費がかからないケースや無料にする方法は?
- NTT(フレッツ・光コラボ)間の乗り換えなら原則工事不要
- 物件に希望の光回線が引き込まれている場合は工事不要
- キャッシュバックキャンペーンを利用する
- 工事費無料・実質無料の光回線を選ぶ
- 工事がないモバイルインターネット(WiMAXなど)を利用する
NTT(フレッツ・光コラボ)間の乗り換えなら原則工事不要
フレッツ光から光コラボへの乗り換えは一般的に「転用」と言い、既存のフレッツ光回線を光コラボに転用することを意味します。
光コラボから光コラボへの乗り換えも「事業者変更」と言い、どちらも物理的な回線ルートはNTTのものを使用するため、利用者側での工事は不要です。
ただし、回線の最大速度を上げるためには、「品目変更工事」が必要になることがあります。
物件に希望の光回線が引き込まれている場合は工事不要
物件に利用を希望している光回線が既に引き込まれている場合、新たな工事は基本的に不要です。
ただし、通信速度を変更するか新しいオプションサービスに申し込む場合、別途工事が必要になることがあります。
キャッシュバックキャンペーンを利用する
1つ目の方法は、キャッシュバックキャンペーンを利用する方法です。
高額のキャッシュバックキャンペーンがある会社を選べば、工事費をキャッシュバックでまかなえてしまいます。
そのため、「工事費無料の光回線がないかな」と考えている場合には、まずはキャッシュバックキャンペーンの利用がおすすめです。
キャッシュバックキャンペーンを利用する際には、キャッシュバックが受け取れる日を忘れないようにしてください。
ほとんどの場合、契約してから何カ月か経過しないと、キャッシュバックが受け取れません。
そのため、カレンダーにキャッシュバックが受け取れる日を登録しておくなどして、受け取り忘れを防ぐとよいでしょう。
キャッシュバックキャンペーンを行っている光回線はいくつかあります。
- ドコモ光 × GMOとくとくBB
- ビッグローブ光
- NURO光
エリア内・新規契約であれば、NURO光の45,000円が高額なキャッシュバックです。
オプションの申し込みも必要ないので、安心して契約できます。
ただし、NURO光のエリアが限られている点に注意が必要です。
NURO光のエリアは、以下の通りです。
- 関東(東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬)
- 東海(愛知・静岡・岐阜・三重)
- 関西(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良)
- 九州(福岡・佐賀)
工事費無料・実質無料の光回線を選ぶ
2つ目は、工事費無料を無料・実質無料としている光回線を選ぶ方法です。
「実質無料ってどういうこと?」「無料と実質無料の違いってなに?」と疑問に感じるかもしれません。
繰り返しになりますが、実質無料の場合には、毎月月額料金と一緒に請求される工事費分を値引きするという仕組みです。
そのため、仮に工事費の支払い中に解約をしてしまった場合、工事費の残債を請求されます。
一方無料の場合には、工事費自体がかからないので、いつ解約したとしても工事費の残債はありません。
無料と実質無料の違いを踏まえた上で契約すると、料金のトラブルがないので安心です。
ここでは、工事費が実質無料の光回線を紹介します。
- NURO光
- DTI光
- auひかり
工事がないモバイルインターネット(WiMAXなど)を利用する
「そもそも工事自体したくない」という場合には、モバイルインターネット回線を検討するのがおすすめです。
WiMAXなどのモバイルインターネットは、回線工事が不要なため、通信端末が届いたらすぐにインターネットを利用できます。
また、モバイルタイプのルーターの場合、外出先に持ち運んで利用できるものも多いため、一人暮らしの方であればスマートフォンの通信容量も節約できお得です。
モバイルWi-Fiはいくつかの種類がありますが、特におすすめなのがWiMAXです。
WiMAXであれば実人口カバー率が99%を超えているなど、対応エリアが広いのが特徴です
モバイルWi-FIにはデータ容量無制限のプランもあるため、大容量通信を行う場合にも安心です。(一定期間内に大量のデータ通信をすると、ネットワーク混雑時間帯に速度制限がかかる場合が有ります)
まとめ
最後に要点をまとめます。
まとめ
- 光回線の開通工事費は約2万〜4万と高額
- 工事費は一括または複数回払いになる
- キャンペーン等を利用すると工事費の負担が軽くなる
- 多くの場合工事には立ち会いが必要になる
- 戸建ての場合、壁に穴を開けることになる可能性もある
参考リンク
- NTT東日本 フレッツ光NEXT 工事費について:https://flets.com/next/fm/const_fee.html
- SoftBank光 料金(月額費用・初期費用):https://www.softbank.jp/internet/sbhikari/price/
- auひかりの工事に関する初期費用の分割回数および初期費用相当額の割引の改定について:https://www.au.com/information/topic/internet/2021-002/