停電時の光回線への影響と対策方法を解説！光電話は使えなくなるの？

光回線や光電話は、停電時にどのように影響を受けるのか、そしてどのような対策を講じるべきなのかを解説しています。

また、停電から復旧した際の過電流からネットワーク機器を守るための情報もご紹介しています。

停電時の光回線への影響は？

停電が発生した場合、一般的には光回線のONU（光回線終端装置）やルーターの電源が切れ、インターネットや光電話が使用できなくなるという事態が発生します。

光信号は電力供給に依存せず、停電が発生しても光回線自体の機能は維持されますが、この光信号を電気信号に変換するためのONUや、それをスマホやPCなどにのデバイスに伝送するためのルーターは電力を必要とします。

そのため、これらの機器の電源が停電により切れると、インターネット接続が切れてしまいます。

絶対にネットワークを切断したくない場合、ONUやルーターに対するバックアップ電源の準備をおすすめします。

泊木所長

市販のUPS（無停電電源装置）や、ポータブル電源を利用することで、停電時でも一定時間インターネット接続を保つことが可能です。

停電時のは光電話も使えなくなる

光電話は、停電時には通常使えないという特性があります。

光電話は、光回線と同様にホームゲートウェイに電源を供給して動作するため、停電時には電源が供給されず使えなくなります。

非常用電源を利用することで一時的に利用可能になりますが、緊急時の通話は、スマホなどの別の通信手段を用意しておくことをおすすめします。

停電時の通信回線への備えについて

泊木所長

光回線以外にも、スマホやモバイルWi-Fiルーターなどを使えばネット利用は可能です。

停電時の通信回線への備えについて解説します。

非常用電源を予め用意する事で一時的に復旧可能

前述しましたが、停電時でもインターネット接続を維持するためには、UPS（無停電電源装置）やポータブル電源を設置して給電することです。

これらの装置は、ご自宅で使用しているONUやルーターへの電力供給が途切れた場合でも一時的に電力を供給し、光回線の接続を維持します。

NTTなどの回線提供事業者のネットワーク設備が無事で、光ケーブルが断線していなければ、UPSやポータブル電源を使用して光回線を一時的に復旧することが可能です。

ただし、非常用電源のバッテリーが切れてしまえば、再び使用できなくなる点に注意が必要です。

Amazonで購入できるポータブル電源

泊木所長

UPS（無停電電源装置）はコンセントに挿しっぱなしでも問題ない仕様になっていますが、通常のポータブル電源は過充電になってしまうため充電しっぱなしはNGです。

基地局が稼働していればスマホやモバイルWi-Fiは使える

光回線やホームルーターの場合、電力供給の必要があるため停電時には利用することができません。

一方、スマホやモバイルWi-Fiルーターは、通信会社の基地局が稼働している事が条件ですが、バッテリーの続く限り通信はできます。

停電の場合、基地局備え付けの蓄電池で数時間は利用可能ですが、その後は基地局も停電になる可能性があり利用できない場合があります。

楽天のモバイルWi-Fi

泊木所長

モバイルWi-Fiを利用するにはルーターの他に、通信会社との回線契約も必要です。

停電復旧後に光回線が使えない場合はどうしたらいい？

停電復旧後に、光回線が使えなくなる場合があります。

稀に故障の場合もありますが、ONUやルーターの再起動すれば再び使える状態になります。

泊木所長

ぜひお試しください。

参考光回線が繋がらない原因は大きく3つ！それぞれの対処法を解説します

ルーターやONUの再起動をしてみる

ルーターやONUは、常時電源オンで使う事が多いため、電源ボタンは基本的に搭載されていません。

停電復旧後に再接続されない場合は、コンセントに接続されているアダプタを一度抜き差してみるようにしてください。

停電時は電源・LANケーブルを抜いておくと良い

停電時はできればネットワーク機器の電源をコンセントからを抜いておく事が望ましいです。

電力が復旧した際に突然の過電流（電圧サージ）による、ネットワーク機器へのダメージや故障を防ぐことができます。

また、雷が近づいている時も同様に、ネットワーク機器の電源をコンセントからを抜いておく事が良いです。

雷が電力線に落ちると、コンセントやLANケーブルを伝って過電流（雷サージ）が発生し、ネットワーク機器が壊れる事があります。

泊木所長

雷が接近してから行うと危険なので、必ず雷が接近する前に実施してください。

（まとめ）停電時の光回線への影響と対策

泊木所長

最後にこの記事の要点をまとめます。

参考光回線はコンセントから抜いても大丈夫？抜けてしまった場合はどうすればいい？